多言語同時学習のすすめ
今日のテレビニュースで一番気になったのは、バイリンガルよりもトリリンガルの方が新しい言語を早く習得するというものだ。
朝日新聞4月3日の記事で、ハフポストでも同じ記事が読める。
朝日新聞のオンライン版では会員専用記事なので、無料でアクセスできるハフポストの記事の方を、次のリンクから参照してほい。
www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6067ddbfc5b6832c79374a3b
ハフポストの記事中には、朝日新聞の記事にはない論文のリンクもある。
その論文のリンクは次の通り。
www.nature.com/articles/s41598-021-86710-4.pdf
それで、記事中で一番注目したのは、東京大学・酒井邦嘉教授の次の発言だ。
【酒井さんは「多言語話者のほうが脳をダイナミックに使える。英語に触れる時、さらに別の言語と同時に学ぶのが自然で有効な方法だ」と話した。】
これは、私が以前から主張している多言語同時学習のすすめの考え方を補強するかもしれない。
学校でも社会人となっても、最重要外国語として英語が例示されるが、同時に他の言語も勉強した方が語学センスが磨かれて、最終的には多言語を理解する有益な人材となると私は信じている。
私は受験英語の勉強に疲れたこともあり、趣味で高校2年から中国語を習い、3年生になってからドイツ語を始めた。
海外短波放送を聴くことも趣味だったので、中国・中央人民広播電台の海外向けラジオ放送の開始アナウンスを聴いて、全部漢字にするという独自の練習もしていた。
すると不思議なことに、英語と漢文の成績も向上し、共通一次試験では数学よりも英語と国語の点数の方が高かった。
「理系なのに語学系が得意なのはおかしい」とまで言われたが、旧帝大二次試験では、数学に頼らずに理科(化学・物理)と英語で点数を稼いで合格できた。
ドイツに留学できたのも、今は翻訳者として仕事をしていることも、高校以来の多言語同時学習が関連していると思う。
英語だけを極めたいという人に無理強いはしないが、他の言語の知識があった方が楽しいということを、時間のあるときに思い出してほしいものだ。
朝日新聞4月3日の記事で、ハフポストでも同じ記事が読める。
朝日新聞のオンライン版では会員専用記事なので、無料でアクセスできるハフポストの記事の方を、次のリンクから参照してほい。
www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6067ddbfc5b6832c79374a3b
ハフポストの記事中には、朝日新聞の記事にはない論文のリンクもある。
その論文のリンクは次の通り。
www.nature.com/articles/s41598-021-86710-4.pdf
それで、記事中で一番注目したのは、東京大学・酒井邦嘉教授の次の発言だ。
【酒井さんは「多言語話者のほうが脳をダイナミックに使える。英語に触れる時、さらに別の言語と同時に学ぶのが自然で有効な方法だ」と話した。】
これは、私が以前から主張している多言語同時学習のすすめの考え方を補強するかもしれない。
学校でも社会人となっても、最重要外国語として英語が例示されるが、同時に他の言語も勉強した方が語学センスが磨かれて、最終的には多言語を理解する有益な人材となると私は信じている。
私は受験英語の勉強に疲れたこともあり、趣味で高校2年から中国語を習い、3年生になってからドイツ語を始めた。
海外短波放送を聴くことも趣味だったので、中国・中央人民広播電台の海外向けラジオ放送の開始アナウンスを聴いて、全部漢字にするという独自の練習もしていた。
すると不思議なことに、英語と漢文の成績も向上し、共通一次試験では数学よりも英語と国語の点数の方が高かった。
「理系なのに語学系が得意なのはおかしい」とまで言われたが、旧帝大二次試験では、数学に頼らずに理科(化学・物理)と英語で点数を稼いで合格できた。
ドイツに留学できたのも、今は翻訳者として仕事をしていることも、高校以来の多言語同時学習が関連していると思う。
英語だけを極めたいという人に無理強いはしないが、他の言語の知識があった方が楽しいということを、時間のあるときに思い出してほしいものだ。
石井啓一郎著、扶桑社新書の 「マルチリンガルの外国語学習法」 を読んだ。 副題は、「ある翻訳家の『語学』心覚え」。 www.fusosha.co.jp/book/2010/06165.php 【「十数カ国語を操る日本人」は、いかに「語学」してきたのか? 英語、フランス語、イタリア語、ペルシア語、トルコ語…。多くの外国語に携わってきた経験から見えた「日本人が外国語を学ぶ」こととは? 「言語横断」な語学論!】 はじめに ~ つねに未熟な外国...
「マルチリンガルの外国語学習法」(石井啓一郎著、扶桑社新書)