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ChatGPT翻訳術(山田優、アルク)

今日は新型コロナウイルスワクチンの抗体量の変化を調べる研究のため、都内の病院に行って採血した。
問診では健康状態に変化がないことを報告し、COVID-19陽性者との接触もなかったことも伝えた。
もし新しい株に感染していれば、血液中の感染抗体の検査で判明するので、そのときに無症状感染者だったとなるが。

少量だが血を抜かれたので、駅前のスターバックスに寄って、オーツミルクのブロンドラテとアップルパイを注文して補給。

タンブラー持参の 20円引き、電気料金のポイントから交換したフードに使える eGIFT 300円分に加えて、au PAY の 10%引きクーポンを使い、669円となり、ほぼ 400円引き。

途中で降りて紀伊國屋書店で、予約してあった書籍を受け取り。
 ChatGPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック 山田優 アルク
 海を渡った「ナパーム弾の少女」 
戦争と難民の世紀を乗り越えて 岩波ブックレット

合計 2,838円のうち、まず 38 Kinokuniyaポイントを使い、かながわPay のポイントで残り 2,800円を支払った。
あと 11,412ポイントあるので、今月の書籍費はタダになると思ってよいだろう。

グリーングルメでサラダやコロッケなどを購入して 1,836円。
今回は 436円をクラブ・オン/ミレニアムポイントで忘れずに支払い、残り 1,400円はクレジットで。

ChatGPT翻訳術

他の買い物は省略して、書籍の話に入ろう。
仕事に関係しそうなので予約したのは、ChatGPT翻訳術だ。
雑誌「英語教育」などでも何回か類似のテーマで、山田優教授の記事が掲載されていたので、主要な部分は共通している。

機械翻訳に関する書籍はこれまでも発刊されているが、1年前とは大きく変わった最新の動向を理解するために、読んでおいて損はないと思う。

ざっと目を通してみて興味を持った箇所を、単に列挙しておこう。

ChatGPT を使った新しい時代の翻訳ノウハウを紹介しているが、使いこなすためには、機械翻訳・AI翻訳の特徴を理解し、そしてメタ言語能力を磨くことが必須である。

従来の機械翻訳でも問題となった「正確性エラー」の原因について、いろいろと例示してあるので、プリエディット・ポストエディットの必要性を理解できるだろう。

翻訳の仕事をしている人に加えて、これから翻訳者を目指す人は、AI翻訳について学ぶ前に、最初に、Chapter 5 AIと英語学習の未来予測 を読んでもよいだろう。

一般向けの雑誌でも、「Section 01 AI時代に英語を学ぶ必要があるのか」と同じ問いをよく目にする。

進化した ChatGPT翻訳であっても、100%の正確性を保証できないので、どこかの段階で必ず人間が正確性をチェックする必要性がある。
そのチェックのためには、重要なスキルを身につけるのに英語学習は必要である。

「section 03 AIは翻訳の仕事を変えるのか」にも注目したい。

翻訳が単純にそのまま新技術で置き換えられることはなく、AI をツールとして業務の効率化に利用するようになる。
ただし、中級レベルの翻訳者が影響を受ける可能性はある。
基礎力を備えた大学生などが AI翻訳を使えば、中級レベルの翻訳に到達できるだろう。
そして翻訳市場全体の拡大につながれば、より高品質な翻訳を求める需要も増えて、トップレベルの翻訳者の価値は変わらないだろう。

すぐに今の仕事で使うわけではないが、最新の動向は常に把握しておきたい。
また、怪しい翻訳講座に入会するのではなく、まずは 2,090円で AI翻訳の知識を得ることから始めてはどうだろうか。


予約していた「英語教育別冊2023年8月」が、発売日の今日7月21日に入荷したとメールが来たので、仕事が終わってから食料品の買い物の前に受け取りに行った。タイトルは「英語教師のためのアナログ×デジタル活用ガイド」。大修館書店のサイトのリンクは次の通り。www.taishukan.co.jp/book/b627521.html私は理科の教員免許を持っているが、英語は持っていない。それでも語学の学習については興味があるので、気になる記事があると購...
機械翻訳としてのChatGPTの活用(山田優、英語教育別冊2023年8月)

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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AI独学英語術(Newsweek日本版2023年11月7日号)

今週も忙しくて、特集記事を読みたかった Newsweek日本版2023年11月7日号(発売日10月31日)を今日購入した。 その特集とは、「AI独学英語術」である。 この号の目次のリンクは次の通り。 www.newsweekjapan.jp/magazine/470415.php 以前は使い物にならなかった機械翻訳は、AIの飛躍的な進化により、ある程度使えるレベルになってきた。 また、C...

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書籍をご紹介いただき、ありがとうございました。
解説していただいて興味を持つことができました。
さっそく通販で注文しておきました。
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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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