定期健康診断もできればオーダーメイドにしてほしいものだ

会社員であることのメリットは何かと言えば、福利厚生を挙げる人は多いのではないだろうか。

厚生年金保険料や健康保険税を折半するので、個人事業主としてすべてを支払うよりは楽になる。
例えば、私が住む自治体の健康保険と比較すると、現在の協会けんぽでは、私が支払う保険税は、約40%の金額で済んでいる。

また、雇用主は、社員に定期健康診断を受けさせる義務があり、その費用も会社が負担する。
何か異常な所見があって、精密検査になっても、その費用も会社が負担する。
実際に治療が必要になった場合は、そこから自己負担3割かかるが、それでも最初から自己負担がある場合よりも有利だ。

ただし、様々な検査や治療薬などが無駄なのかどうかを意識する必要がある。
医薬メーカーの元研究員なので、自社の薬が売れることを期待してはいたが、無駄遣いで健康保険の制度が破綻することは望んでいなかった。

実は、ある治療をしていたとき、自社の薬を服用していたのだが、ジェネリックが発売されたので、医師に頼んで、そのジェネリック薬の処方箋を出してもらった。

また、膿の細菌検査の結果を見たとき、その結果が出るまで念のため強力な抗生物質を処方されていたのだが、「この結果ならば、これほど広範な抗菌スペクトルを持つ抗生物質ではなくてもよいはずです」 と医師に意見を言って、別の抗生物質に変えてもらったこともある。

そんな私なので、定期健康診断のメニューも、できればオプションでオーダーメイドにしてみたい。

そして今週の東洋経済(2018年5月26日号)には、「医療費のムダ」 という、私の主張を補強してくれる特集が掲載されている。
toyokeizai.net/articles/-/221458

実際にこれまで、バリウムを飲む胃の健診は、できるだけ受けないようにしてきた。
健診すべき年齢に到達してから、3回だけ受診したが、X線を浴びるくらいならば、内視鏡検査の方が異常の有無がはっきりする。

特に私の場合、検診車の胸部レントゲン装置では撮影範囲が狭く、通常の撮影では左右の端が欠けてしまう。
そのため、通常の撮影後、左に寄った範囲と、右によった範囲を追加で撮影していた。
照射するX線強度を80%くらいに低減していたものの、余計なX線を浴び続けていたため、胃部X線検査はキャンセルした。

そして、今年の健康診断でも、胃部X線検査をキャンセルして、その代わりに、血液検査のオプションとして、「胃がんリスク検査」 を選択した。
血液検査でピロリ菌感染の有無が判定でき、感染していれば胃カメラ検査をしたり、除菌をすることになる。

胃部X線検査をやめると検査費用は約3000円減り、「胃がんリスク検査」を追加すると2000円増える。
約1000円と少額ではあるが、医療費の削減と、不要なX線被ばくを避けることができた。

血液検査でわかることは年々増えているし、検査項目が複数であっても、採血は1回で済むので負担は少ない。
まず血液検査でリスクが高い人を絞り込む方が効率的だし、メリットがはっきりしないバリウム検査に固執する必要はない。

医学は日進月歩の分野のはずなのに、医療制度というものが人々の選択の自由を奪っているのかもしれない。

テーマ : 医療・健康
ジャンル : ニュース

【聖書でドイツ語】敵を愛しなさい: Von der Feindeliebe

イスラエル建国70年の今年2018年は、パレスチナ難民の苦難70年でもある。
アメリカ合衆国大使館がエルサレムに移転することとなり、神が望まない争いが起きている。
聖書の言葉を、自分たちの都合で恣意的に解釈した罪人たちが、平和を破壊している。

隣人を自分のように愛しなさい。迫害する敵をも愛しなさい」とイエスは教えられたが、自分勝手な人間たちは、神の御心など無視して、自分の思いを実現することばかりしてしまう。

罪人である人間であっても、悔い改めて、イエスが示した道に従おうと努力することが、平和の実現のために大切だ。

そんな日に読む聖書の個所として、マタイによる福音書5章44~45節を引用しよう。

その少し前の43節から、更に48節までをまとめて、見出しとして Von der Feindeliebe (敵を愛することについて)、新共同訳では、「敵を愛しなさい」 と書かれている。

なお、今回紹介する個所も含めて、ルター訳聖書では、有名な聖句の部分を太字で印刷している。

マタイによる福音書5章44~45節
44 .. Liebt eure Feinde und bittet für die, die euch verfolgen, 45 auf dass ihr Kinder seid eures Vaters im Himmel. Denn er lässt seine Sonne aufgehen über Böse und Gute und lässt regnen über Gerechte und Ungerechte.

(新共同訳)
44 .. 敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい
45 あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。

44節に示されたイエスの命令、「敵を愛せ、迫害する者のために祈れ」 の目的とは、次の45節の auf dass 以下に示されている。

auf dass .. は、「…するために」。
古風な表現で、今日では単なる dass .. または damit .. で表現される。

実際に、前回の1984年改訂版では、現代ドイツ語に書き換えているため、damit を使って以下のようになっていた。
damit ihr Kinder seid eures Vaters im Himmel.

その前の1912年改訂版では auf daß になっている。
auf daß ihr Kinder seid eures Vater im Himmel;

以下に示したルター訳1545年改訂版と比較するとわかるように、2017年改訂版は、綴りは現代の正書法ではあるものの、ルターオリジナルに回帰している。
Auff das jr Kinder seid ewrs Vaters im Himel /

現代ドイツ語で、通常の語順は、auf dass ihr Kinder eures Vaters im Himmel seid になるが、オリジナルを尊重して、2格名詞句 eures Vaters im Himmel が枠外配置されている。

このような枠外配置は、特に長い語句があって動詞と目的語が離れすぎるときに、現代ドイツ語でもよく行われる。

また、後半の Sonne 「太陽」 が、die Sonne ではなく、「seine Sonne」 であることに注目したい。
自然界に存在する天体の太陽ではなく、「神が創造した太陽」 という意識なのだ。


それで、最初に戻って、「敵を愛するためには、どのように祈ればよいのか」 という問題を考えよう。
どうしても実践できず、罪人であることを思い知らされるだけかもしれないが、それも悔い改めにつながるのであれば、無駄ではない。
そして、実際に、どのように祈るのか、私は場合は、「悪人がサタンの支配から逃れることができるように神の導きを祈る」 ようにしている。
私の力で他人を変えることはできないので、神が働くように、執り成しの祈りをするのだ。

44節に出てくる動詞 bitten からも考えてみよう。

bitten bei jm. für jn. の構文であるが、ここで祈る相手は神であることは明白なので、bei Gott は省略している。
すると、「自分を迫害する者に神のご加護があるように祈る」 や、「自分を迫害する者が正しい道に戻るように神に執り成しの祈りをする」 と解釈できるだろう。

神学的な解釈については、専門書を参考にしてほしい。
ドイツ語から考えるというこのブログ記事の方針から、私見を示したに過ぎない。

ドイツ語の勉強をしながら、敵を愛せないことを悔い改めるなんて、苦難が増大するだけかもしれないが、これが私の独自性・個性なので、一生続けていこう。

テーマ : 聖書・キリスト教
ジャンル : 学問・文化・芸術

元素名は「シリコン」ではなく「ケイ素」と書いてほしい

翻訳専業となった私は、既に研究職ではないが、自然科学の様々な動向は、趣味と実益を兼ねてチェックしている。

最近は、SI単位系の定義の改訂にも興味がある。
そして今年2018年に注目されていることとは、質量の単位であるキログラムの定義の変更が予定されていることだ。

キログラムの定義の変更について、2015年のナショナルジオグラフィック日本版の記事は次の通り。
natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/072100020/

これまでは、国際キログラム原器で定義していたが、ある原子をアボガドロ定数個集めた質量に変えることになった。
そのためには、アボガドロ定数を正確に決定する必要がある。

日本の産業技術研究所で、その測定を達成したことの報告は次の通り。
www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171024/pr20171024.html

ドイツでも達成しており、ドイツ物理工学研究所(PTB)の研究紹介のサイトは次の通り。
www.ptb.de/cms/forschung-entwicklung/forschung-zum-neuen-si/ptb-experimente/kilogramm-und-mol-atome-zaehlen.html

そして今月は、この改訂について解説した講談社ブルーバックスの 「新しい1キログラムの測り方」(臼田孝著)を読んでいる。
gendai.ismedia.jp/list/books/bluebacks/9784065020562
gendai.ismedia.jp/articles/-/55228



今回取り上げるのは、アボガド定数の決定に使われた高純度ケイ素について、元素名なのに 「シリコン」 と書いていることだ。

第9章 「新しいキログラムへの道 - 動き出した国際プロジェクト」 を見ると、アボガドロ定数の決定に使用する理想的な材料としてケイ素が紹介されている。

元素名の和名は、日本化学会が決定しており、原子番号14の元素は 「ケイ素」 であって、シリコン」 ではない

「シリコン」 は、特に電子材料の分野で、高純度ケイ素を意味する業界用語であって、学術用語ではない。

「材料」 として説明しているため、「シリコン」 でもよいのではないか、または、研究者ではない一般人向けには、「シリコン」 の方がなじみがあるのではないか、などと言われそうだが、科学的に正確な記述を優先して、「ケイ素」 にしてほしかった。

例えば、171ページにある同位体についても、「シリコン28」 には違和感がある。

出版元の講談社への問い合わせは、メールフォームがなかったので、時間があるときに電話して聞いてみよう。

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

【聖書でドイツ語】イエスの昇天:gen Himmel auffahren

明日5月13日日曜日は、「主の昇天の主日」 である。

今年2018年のイースター、つまり主イエスの復活を祝う主日は、4月1日であった。
聖書の記述によれば、復活してから40日後に天に昇ったことになっているため、その40日後に一番近い日曜日に、主の昇天を祝う礼拝をする。

私の教会では、教会暦にあまりこだわらずに礼拝をするので、明日は主の昇天の個所を読むわけではない。

ただ、様々なキリスト教関係のサイトでは、「今日の聖句」で、ここ数日は昇天に関する個所を紹介している。
例えば、ドイツの福音派教会 EKD のサイトは次のリンク。
www.ekd.de/

今日5月12日にアクセスすると、ルカによる福音書24章51節を紹介していた。

以下に示す聖書個所は、ドイツ語がルター訳聖書2017年改訂版、日本語が新共同訳である。
(それぞれ原典から翻訳しているため、ドイツ語と日本語との内容は一致しないことに注意)

・ルカによる福音書24章51節

ドイツ語: Und es geschah, als er sie segnete, schied er von ihnen und fuhr auf gen Himmel.
      (そして次のことが起きた。イエスは彼らを祝福しながら離れて、天に昇られた。)

日本語: そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた

ギリシャ語原文では、受動態のため、日本語の「天に上げられた」の方が、原文に忠実な翻訳と言えるだろう。

ドイツ語で、動詞 「昇天する」 は、auffahren (不規則の分離動詞)である。

「天に向かって」 という前置詞句を加えて、ルター訳のように gen Himmel auffahren とすることもある。
また、動詞を fahren にして、gen Himmel fahren でも同じ意味だ。

ルター訳では、auffahren の過去形が分離した形で先に出て、fuhr auf gen Himmel となっているが、これはギリシャ語原文の語順のまま、つまり逐語訳のようになっている。

ルター訳聖書では、例えば、「~の人々は幸いである(Selig sei, ..)」は、ギリシャ語の表現をそのまま借用した翻訳となっているので、ここでもギリシャ語のまま借用したと言えるだろう。

これは、イエスが天に上ってゆく様子を動的に表現しているとも言えるかもしれない。
イエスの体が次第に上昇して、そして天に向かってどんどん昇っていき、最後には見えなくなった、という映画のシーンが思い出される。

また、名詞 「昇天」 は、Auffahrt または Himmelfahrt で、いずれも女性名詞。

他の個所での記載も比較のために記しておこう。

・マルコによる福音書16章19節
Nachdem der Herr Jesus mit ihnen geredet hatte, wurde er aufgehoben gen Himmel und setzte sich zur Rechten Gottes.

主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。

・使徒言行録1章9-10節
9Und als er das gesagt hatte, wurde er vor ihren Augen emporgehoben, und eine Wolke nahm ihn auf, weg vor ihren Augen.
10Und als sie ihm nachsahen, wie er gen Himmel fuhr, ..

9こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。
10イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。…

auf|heben* 他 (h) 上方に持ち上げる
empor|heben* 他 (h) 持ち上げる

テーマ : 聖書・キリスト教
ジャンル : 学問・文化・芸術

Trados を持っていない翻訳者の独日翻訳のチェックをして追加料金をもらった

海外の翻訳会社から、短い独日翻訳のチェックを頼まれた。
あるドイツ企業の経営陣が従業員向けに、会社の業績や今後の事業展開の見通しを説明する資料だ。
日本支社があるので日本語に翻訳するのだ。

メールの指示を読むと、翻訳者は Trados を持っていないため、Word で和訳のみのファイルを作成してあるそうだ。
そのため、チェッカーの私が代わりに、Word の和訳を Trados の対応するセグメントに移行してほしいそうだ。

Trados は、やはり高額であるため、導入していない翻訳者もいるのかもしれない。
私も副業翻訳者のとき、導入をためらっていたし。
できれば、Memo Q など、翻訳者の負担がないツールを使ってほしいものだ。

この追加作業があるため、0.5時間分の料金を上乗せして支払うと書いてあった。
実際には10分もかからないと思うが、計算単位として最低のユニットなのだろう。

作業を開始してみると、漢字変換ミスに気付いた。
「交換」 となるはずが、「鋼管」 となっていて、自分の仕事でも注意しようと思った。

具体的なドイツ語原文を出せないが、為替差損が業績にどのように影響するかという説明のところで、誤訳ではないかと思われる箇所があった。

為替差損の金額が、売上の金額として和訳されていた。

売上については直前の文中に出ていて、しかも一桁大きな金額なので、これは文法解釈というよりは、文意から気付いてほしかった。

返却パッケージと、念のためエクスポートした Word ファイルも納品したところ、2時間後に追加作業のメールが届いた。

クライアントが原文を一部修正したため、その部分の和訳を新たに行ってほしいとのことだ。
わずか1行だったので、すぐに対応したが、この分の追加料金はなかった。

以前も1回、納品後に原文が修正されてしまい、追加で作業したことがあった。
翻訳者側のミスで修正することは仕方ないが、原文を変えたのに追加料金なしというのは、できればやめてほしいと思う。

まあそれでも、特許翻訳以外のドイツ語を扱う経験を積みたいので、時間があるときには受注するつもりだ。


テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

ドイツMycroProsの古細菌を使ったメタン生成プラントを導入しよう

特許翻訳の仕事に直結するかどうかはわからないが、ドイツで開発されている新技術についての情報収集を、不定期ではあるが行っている。
主に新聞の報道から探していて、特に環境問題への対策技術に関心がある。

その中には、日本でも導入してほしい技術もある。
日本は独自技術の開発にこだわるようだが、プロジェクトへの人材や資金の投入が中途半端なので、ドイツから導入した方が早いと思う。
テレビ番組などで、日本はすごい、という印象を持たせようと頑張っているが、ここは現実を認めて、他国からなんでも金で買えばいい。

今週注目したのは、MycroPros のメタン生成技術である。
技術の紹介サイトは以下の通り。
micropyros.jimdo.com/verfahren/

ちなみに、特許は、DE102012221286A1 で、これはドイツ語で出願された。

風力発電や太陽光発電の余剰電力を捨てずに水の電気分解に利用して水素を生産し、その水素と二酸化炭素との反応を、古細菌の一種であるメタン菌を利用して、高効率でメタンを生産するものだ。

以前から、Power to Gas 事業がドイツでは発展している。
その紹介として以下の資料を参考に挙げておこう。
www.mitsui.com/mgssi/ja/report/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/10/20/131115du_goto.pdf (三井物産の資料)
www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy/suiso_nenryodenchi/co2free/pdf/001_03_00.pdf (NEDO新エネルギー部の報告)
www.audi-mediacenter.com/en/audi-e-gas-slash-audi-g-tron-240
 (Audi e-gas)

従来技術では、水素と二酸化炭素との反応に使う化学触媒は、高温の反応温度が必要であったり、アンモニアや硫化水素などが触媒毒となって反応が止まるなど、欠点もあった。

古細菌を使うメタン生産システムでは、100℃以下の比較的低い温度で反応が可能で、アンモニアなどが含まれていても反応が進むことが利点である。

二酸化炭素源として、下水処理場やバイオマス発酵プラントなどを使う場合、アンモニアや硫化水素を除去する必要がないため、特に有利である。

更に、バイオマス発酵で、ある程度のメタン発酵をさせておき、メタンと二酸化炭素との混合物を得て、これを続けて水素と反応させることも可能だ。

天然ガスと比較した場合のコストの問題はあるものの、風力発電などの余剰電力を活用する方法でもあるし、国内で再生エネルギーの循環ができる点も、将来のために早めに導入すべき技術だと思う。

先に示したNEDOの資料にもあるように、日本では水素の生産に力点が置かれているようで、メタン生産には言及していない。

需要を考えるとメタン生産を目標にした方がよいと思うし、大規模太陽光発電所の電力の受電を大手電力会社が拒否している現状では、メタン生産のために利用する方針に転換すべきではないか。

テーマ : テクノロジー・科学ニュース
ジャンル : ニュース

国会図書館に行ったついでに都内の風景印を集めた

今日は、約30年前のカトリック新聞を調べるために、国立国会図書館に行った。
実は、その前に、霞が関ビル内郵便局に寄って、風景印を押印した。
以前、お盆休みの時期に、千代田区内の郵便局を回ったのだが、暑すぎて途中で断念して、押印を失念していたのだ。

その後、国会図書館で利用者登録をして、新館4階でカトリック新聞1985~1986年を借りて、私の手紙が載っているかどうかを確認した。
残念ながら、私の名前は見つからず、バチカン放送に関する記事も、私とは無関係であった。
カトリック系の雑誌も調査したが、私に関する記事は見つからなかった。

そうなると最初に戻って、バチカン放送に送った手紙なのだから、バチカン放送のリスナーズ・ニュースに掲載されたと考えるのが当然だろう。

しかし、カトリック中央協議会の職員が調べたところ、範囲を広げて3年分を見ても、私の名前はなかったそうだ。
他のバチカン放送関連のパンフレットがあるのかどうか、私には全くわからないので、どうしても突き止めたいのであれば、再度相談するかもしれない。

ただ、私がキリスト教徒になるまでの足跡について、そのような物的証拠を提示する必要はない。
私がバチカン放送に手紙を出したこと、日本人シスターから返事が来たことなど、教会の人たちは疑ったりはしないからだ。

午後は、都内でまだ訪問していなかった郵便局を16局回った。
今日は地下鉄とバスにも使える東京フリーきっぷを利用したので、JR駅から遠くて訪問していなかった地区を重点的に選んだ。

まずは、月島駅に移動して、勝どきや埠頭方面も含めて押印した。
月島と言えば、もんじゃ焼きが有名だが、おいしいパン屋の方が気になったので、昼食はサンドイッチにした。

そして都バスで茅場町まで移動する間に下車して、2局を訪問した。
地下鉄ほどではないが、バスの本数が多い路線では、次のバスの時刻を気にせずに郵便局を訪問できる。

最後に、人形町駅付近を歩き回って、6局を集めたところで終了とした。

今回、切手と併せたのは、中央新川局と日本橋小網町局である。
そのうち、中央新川局の風景印と隅田川の切手を掲載しておこう。

隅田川なのに、そして切手にはスカイツリーも描かれているのに、どうして墨田区ではなくて、中央区の郵便局なのか、と言われそうだ。
墨田区の郵便局でも、隅田川を描いた風景印はあるが、屋形船が一番大きいのが、この中央新川局だったので選んだ。

これからもフリーきっぷを活用して、ストレス対策も兼ねて、郵便局巡りを続けよう。

中央新川



テーマ : コレクション
ジャンル : 趣味・実用

面倒な元号使用はやめてほしい

今朝のニュースでは、平成が残り1年となったことを報じていた。
今年2018年は、確認すると、平成30年ということだ。
最近は、銀行や保険の書類で、記入日を平成で書くように求められている。
平成では覚えていないため、いつも窓口で、「今年は平成では何年ですか?」 と質問してから記入している。

元号の方が数字が2桁で済むので、データ入力の手間も少なくなるのかもしれないが、元号が変わると書類の更新だけではなく、システム全体を変える必要があるので面倒だ。

そして、運転免許証を確認してみると、今年の7月、つまり平成30年のうちに、私は更新することになっている。
次の元号は決まっていないため、有効期限は平成35年と記載される。
新元号が決まってから、平成35年から換算しなければならないから、面倒だ。

政府の報告書などの公的文書も元号で書いているため、西暦と併記していない場合は、今後もずっと換算する手間が生じる。

印刷業者やシステム関係の仕事が一時的に増えるが、他の重要な仕事に人材を投入したくても、新元号に対応するために人手が取られてしまい、迷惑な話のようにも思える。

西暦を使うと何か困るのだろうか、元号を使う方が大幅に便利になるのだろうか。

元号をどうしても使いたいのならば、希望する人たちだけが、自主的に文化を継承する活動をしたり、宮内庁や神社の文書に書くだけでも構わないのではないか。

便利かどうかという問題の他に、元号を使用するかどうかの選択により、思想チェックのようなことが行われるので、元号は嫌いだ。

中学の時は海外短波放送を聞いて受信レポートを送っていたから、受信ログもレポートも、当然ながら西暦で記録していた。
大学では化学を専攻して論文を読んだり発表するので、西暦だけを使っていた。
ただし、日本の学会誌であっても、日本語の場合は、元号のみを書いていることもあり、英語論文を書くときに引用する際に、西暦に変換するのが面倒だった。

そのように西暦を使用することが日常であったため、教育実習の日誌もレポートも、印刷済みの「昭和」を二重線で抹消して、西暦で記入していた。
すると、実習後に教育委員会のチェックを受けて戻ってきた日誌を見ると、その二重線で消した箇所すべてが赤ペンでマークされていた。

更に、教員免許状を申請するときの用紙でも、「昭和」を抹消して西暦にして提出したところ、大学事務局からクレームが来た。
「申請書にこのような余計なことをすると、教員免許が発行されない恐れがある。それでもよいのか」と言われた。
私は、「何も悪いことはしていない。西暦のどこが悪いのか」と反論し、そのまま提出した。

教員免許は無事に発行されたが、このように元号を抹消するような学生がいることを、大学側は知られたくなかったのかもしれない。
このような過剰な反応を生むのが、元号使用の嫌な面だ。

来年5月から、また面倒なことが発生するので、元号での記入を求められても、西暦で押し通してみよう。


テーマ : 社会ニュース
ジャンル : ニュース

機械翻訳が発達しても翻訳者は失業しない

様々な技術革新によって、特に人手をかけていた仕事が減ったものの、別の新しい仕事が生まれてきた。
一時的に失業者は増えるが、職業教育訓練が適切に行われる仕組みがあれば、社会不安の増大はある程度に抑制されるだろう。

翻訳業でも、機械翻訳の発展によって、翻訳者が失業するのではないかと心配する人もいるようだが、働き方が変わるだけで、翻訳者が不要になることはありえない。

例えば、特許では、日本の特許庁に申請するために、大量の文書を和訳しなければならない。
翻訳支援のソフトを使ったとしても、人間が入力している限り、作業量には上限がある。
機械翻訳が発達すれば、寝ている間に翻訳してもらい、日中にポストエディットをして、生産性を大幅に向上させることができるだろう。

英語ですら、特許翻訳者を確保することが困難なのに、私がメインにしているドイツ語では、一緒に働いてくれそうな人材がなかなか見つからない。

そのため、外国語大学などの学生が、ドイツ語特許翻訳者になるのを待つよりは、精度が上がった機械翻訳のシステムを導入する方が、投資としては確実なのではないだろうか。

それでも、失業の不安がある人は、講談社のサイトにあるコラムを読んでほしい。

「急速に進化した機械翻訳」に、それでもできない3つのこと
gendai.ismedia.jp/articles/-/55237

グーグル翻訳が 「ディープラーニング」 を導入したことで精度が飛躍的に向上したと、最近話題になっていた。

以前のように、対訳をたくさん登録して、類似性から翻訳しているのではない。
大量の例文を読み込むことは必要だが、言葉がどういった組み合わせで使われているのか、というルールを自ら見出して、翻訳に応用する。

それでも、できないことがある。
特に指摘されているのが、小説などの細かいニュアンスの違いの解釈が必要な場合だ。

また、学習した結果が常に正しいとは限らない。
ドイツ語のように、職業名でも女性形があれば別だが、男性ばかりの職種だと学習してしまうと、女性職員の話なのに、男性と決めつけて翻訳する恐れがある。

つまり、機械は人間そのものを置き換えることはできないということだ。
比喩や裏の意味なども含めて、生活の実体験がないと理解できない語感をうまく翻訳に出すことに、人間は能力を傾注することになるだろう。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

5月の連休期間中に国立国会図書館に行ってみよう

2016年3月に、10年半務めた医薬メーカー子会社が解散し、その後も紆余曲折はあったものの、この4月からは翻訳会社の社内翻訳者として、正社員雇用に移行した。

これまで、正社員という肩書だったのは、派遣社員から転職して化学薬品メーカーに採用された、約14年前のことである。
このときは、上司のパワハラと不正行為を内部告発して、3か月の試用期間のみで退職した。

冒頭に示した医薬メーカー子会社には、3か月の失業期間の後に派遣社員として勤務し、6か月後に契約社員となった。
この子会社は、本体の余剰人員を出向させたり、定年後再雇用のために利用されることが多く、人事制度上、私は正社員に移行できなかった。

ということで、正社員になるのは、人生でほぼ初めてと言ってもよいだろう。

既に6か月、契約社員として働いたので、ようやく有給休暇を取得する権利が発生した。
平日にしかできない手続きもあるし、教会で行事があるときには、夕方から準備することもあるから、適宜取得しようと思う。

そして5月の連休期間中は、1日と2日に取得して、どちらかの日に国立国会図書館に行こうと思う。
連休期間中は混雑するそうだが、平日ならば少しはすくだろう。

土曜日にも開いているので、有給休暇を取得する必要はないと言われそうだが、近くにある霞が関ビルの郵便局にも行きたいので、平日を選びたい。
ついでに都区内パスを利用して、まだ訪問していない郵便局を回ることも計画している。

それで、国会図書館で何を調べたいのかというと、「カトリック新聞」 を閲覧したいのだ。

高校生のときに、バチカン放送に手紙を書いて、翌月の番組で取り上げられたことがある。
そして、大学に入学した春に、実家宛にカトリック広報委員会から手紙が来た。
現在は、封筒のみ残っていて、中身が行方不明になっている。

バチカン放送のパンフレットであるバチカン・リスナーズ・ニュースに掲載されたのかと思い、カトリック中央協議会に問い合わせた。
すると、該当すると思われる年の号を調べたが、私の名前は出てこなかったという。

別の可能性として、私の手紙に関する記事は、カトリック新聞かもしれない。
できれば広報課を訪問して調査したかったが、今年1月から、司教の許可を得た人だけが可能になったそうだ。

教会の会員にカトリックの知人を紹介してもらうと時間がかかるので、上智大学図書館で調べようと思ったが、大学関係者ではないため有料のようだ。

そのため、国立国会図書館のサイトで蔵書検索して、カトリック新聞が保管されていることを確認した。
消印の日付の付近で、2か月分くらい調査すれば判明するかもしれない。

それでも見つからなければ、実家の倉庫で探してみよう。

テーマ : 聖書・キリスト教
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

FC2カウンター
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR